推薦図書
「捏造された昭和史」 黄文雄著 ワック株式会社
「親日派のための弁明」金完燮著 扶桑社文庫
データの数字というものはその数値は正しくても真実を伝えていない事が多々あります。たとえば、今から数年前のこと、東京都で大気汚染が問題になり新聞やテレビで毎日大々的に報道された時期がありました。その時ある区で、区内の大気の汚染度を調査したことがあります。
その区は調査データの数値を発表し「我が区の大気はさほど汚染されていない」という結論を出しました。しかし区が調査した同じ場所を民間団体が調査した結果とは数値が大きな隔たりがありました。どちらも調査結果の数値に誤魔化しはありませんでした。では何故同じ場所を調査したのに調査結果に大きな隔たりが生まれたのでしょうか、区は調査器具の設置場所を調査対象地にあるビルの屋上、つまり比較的空気の綺麗な場所を選んで設置したのです。一方民間団体は歩道から1.5メートルの高さに設置しデータを取りました。そこに大きな違いが生じたのです。つまり個々の事実は本当でも故意にねじ曲げた結果を作り出す事も出来ると云う事です。
歴史などは特にそうです。時の権力者が真実をねじ曲げ、自分の都合の良いように創りあげ国民を洗脳します。特に独裁色の強い国程この傾向が強いです。私達が戦後受けてきた教育もそうです。左翼色の強い日教組によって偏った歴史観を植え付けられてきました。
今回紹介する2冊の本は、台湾人の目、韓国人の目で書かれた戦前の日本に対する評価本です。これらの本には私達が今迄学んできた事実とはまるで違った展開の歴史が書かれています。内容についての論評はここでは致しません。是非この本を読んでもう一度日本という国を考える事も大切なのではと思い推薦しました。