推薦図書

  小さな人生論 
1〜3
            致知の言葉
        
藤尾 秀昭 著
        
致知出版社







 
 この本は月刊誌「致知」が毎号のテーマとして冒頭に書かれた文章の中から選び一冊の本にしたものです。『一隅を照らす』『古典に心を洗う』『夢を実現する』『言葉が運命を拓く』『信念の力』『憤せざれば啓せず』等々一つ一つの文章は端的にわかりやすく書かれていますが内容は大変濃く奥深いです。そういう文章が6章32項に亘り綴られています。
 『人間力を養う』の項では「人間力とは人間の総合的な力のことだろう。知識、技能、教養、人間関係力、実行力、徳性といった諸々の要素が総合して練り上げられ、発酵し、結晶するもの、それが人間力であろうと思われる。中には金力や財力、地位といったものも人間力の重要な要素、と言う人もいる。確かに、現実的にはそれも一つの要素には違いない。だが、それらをすべて失っても、なお輝きを失わぬ人格の力こそ人間力と言うべきだろう。」と書かれています。
 この人間力を養う考えこそわれわれ瀬戸塾が目指しているものです。是非読んで頂きたい一冊です。
この本に流れているテーマは「人生いかに生きるか」です。
「小さな人生論」は現在第3部まで出版されています。  瀬戸謙介