〜基本理念〜

瀬戸塾杯稽古風景

基本理念

瀬戸塾では、空手を格闘技ではなく武道として捕らえています。
空手を通して、人間としての生きる道とは何かを探求しています。
練習でいい汗を流し、今日一日体内に貯まった邪気を発散し、明日への鋭気を養うと同時に、空手の技術、技を通して、自分の心を磨き、律することの大切さを学びます。
子供の指導に関して
厳しい中にも暖かみが有り、緊張感は有るが恐怖心の無い指導を目指しています。

・ 礼儀
・ 持続力
・ 気力
・ 自立心
・ 堪え忍ぶ心

これら5項目は今の子供達はなかなか身に付けるチャンスが有りません。この5項目を空手を通して身に付けることにより、心身ともに強くなり、子供達に自信と信念が生まれ、他人への思いやる気持ちが芽生えます。
空手を通して日本の文化を学ぶことにより、日本人であることの自覚と誇りを持ち、国際人として広く世界に通用する人間を育てたいと思っています。

礼儀・・・

礼儀作法は、人間としてのコミュニケーション、行動の一番の基本です。
・道場に入るときには立礼をする。
・練習の前後には感謝を込めて正座をして礼をする。
・呼ばれたときには大きな声で返事をする。
・人の前を横切らない。
・人ととの間合いを考える。
等を稽古の度に実践し身に付けます。
 

持続力・・・

空手を始めた時、まず始めに掲げる目標は、黒帯に成ることです。
今の子供は欲しい物はすぐに手に入り、せいぜい我慢させても数ヶ月ぐらいです。
しかし、空手の黒帯を手に入れるには少なくとも6年以上かかるが、
6年経てば必ずもらえるのではありません。
6年間、日々たゆまない努力の結果として手にすることが出来るのです。
今の世の中、一つの目的の為にこれだけの期間努力を要求する物は他には無いと思います。
それだけ黒帯を手にした時の子供達の喜びと自信は格別な物が有ります。
 

気力・・・

今、学校ではイジメや不登校が問題になっています。
イジメに遭う子、不登校になる子、彼らに一番欠けているのは気力です。
自分の尊厳を冒す者に者に対しては「絶対に許さんぞ」といった気力を空手を習うことにより養うことが出来ます。
 

自立心・・・

空手は個人技です。
試合のときなど、大勢の観客の前で一人で戦わなくてはいけません。
誰も手を貸してくれません。全ての判断は自分の責任に於いて行わねばなりません。
逃げ帰るのも自由、踏みとどまるのも自由全て自己責任に於いて判断を下します。
ここに一人の独立した「個」が生まれます。
 

堪え忍ぶ・・・

夏暑くなればクーラー、冬寒くなれば暖房と一年中家の中は快適な暮らしをしています。
しかし、道場では夏は暑く汗をかき、冬は寒くしもやけになる子供もいます。
夏は暑く、冬は寒いそう言った当たり前のことが当たり前と受けとらえられるように成ることにより、
人間は自然に生かされている。
決して自然を支配しているのではないと言ったことを実感するようになります。
 

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